【相続登記のタイミング】売買契約後の相続登記はハイリスク!

売却

親が亡くなった後に残された遺品を整理するのは大変・・・。

大事にしていた着物やコレクションなんかをまとめて買い取ってもらって量を減らせたとしても、家一軒分のいらないものを処分するには時間とお金がかなりかかります。

 

「やっと片付いた・・」

そうホッとしたのも束の間、最後に一番大きな遺品が残っています。

家と土地の不動産です。

 

この記事では

親の住んでた家を相続したけど管理も大変だから手放したい。

法務局で調べたらまだ親の名義のままで、相続の登記にはお金がかかるらしい。

亡くなった親から直接次の買主に名義を変更することはできないのか。

もしできないならどのタイミングで相続登記をしておくべきなのか知りたい。

こういった相続物件を売却するにあたっての相続登記についてのお悩みに答えていきます。

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相続登記はできるだけ早く済ませておく

不動産を相続した場合は相続登記をしておかないとダメです。

 

相続登記にお金がかかるとなると

亡くなった親の名義のままで直接次の買主に名義変更ができれば節約になるのに・・

とついつい考えてしまいますが、残念ながらそれはできません。

 

所有権を移すときには、本当に所有者(登記名義人)であるかどうかを身分証や実印、印鑑証明書を元に確認します。

亡くなった人の本人確認はできないため、相続した人が相続登記を済ませ、登記名義人になったあとでなければ所有権の移転登記ができないようになっています。

 

どうせお金がかかるなら

「買ってくれる人が見つかってからでいいや!」

って人だっているかもしれませんが、それでは売買契約がスムーズにいかない場合もあるので要注意です。

 

相続登記は遅くとも売買契約前に済ませておく必要があります!

相続登記を遅くとも売買契約前に済ませておくべき3つの理由

売買契約をしたあとで相続登記をしようと考えていて、もし想定していた以上の時間がかかってしまった場合、買主さんに迷惑をかけるだけでなく損害まで発生してしまう可能性があります。

そうなると違約金等の話にもなってきますので注意が必要です。

 

そこで相続登記を遅くとも売買契約前に済ませておかないといけない3つの理由を詳しくご紹介します。

  1. 揃える書類が多い
  2. 売買契約が決まってからでは親族間でモメることがある
  3. 全く知らない相続人が現れることがある

① 揃える書類が多い

相続登記のために揃えないといけない書類はかなり多いです。

 

一般的な例で言うと

  • 亡くなった人の戸籍謄本(出生から死亡まで)
  • 相続人全員の戸籍謄本
  • 相続人全員の住民票
  • 相続人全員の印鑑証明書
  • 法定相続分通りに相続しない場合は遺産分割協議書や遺言書

これだけの書類が必要になります。

 

特に亡くなった人の戸籍謄本の取得に時間がかかります。

戸籍謄本は本籍地でのみ取得できるので、何度か移転している場合は遠方の役所まで取りに行くか郵送で取り寄せないといけません。

 

書類を揃えている間も引き渡しの期限が迫ってくるので余裕を持って相続登記の手続きを開始しておかなければなりません。

② 売買契約が決まってからでは親族間でモメることがある

相続が発生すると必ず親族間で

どういう風に遺産を分けるか

という話し合いになります。

 

その際の遺産が不動産だった場合は

「俺は遺産はいらない」

「私もいらない」

と遺産を放棄する相続人も出てきます。

 

ただし、その遺産が1000万円で売れることが決まっているとなれば話は別でしょう。

不動産のように分けられないなら管理も面倒だから「いらない」と言ってくれていたとしても、売買契約したあとで、いざ現金化できるとわかってから相続登記のために協力してもらおうとすると同じように納得してもらえるとは限りません。

 

「前と話が違う!」

親族間でモメてしまうようなことがあれば決着がつくまでにかなりの時間がかかってしまうことだって考えられます。

 

相続登記をスムーズに済ませるには

  • 新しい買主
  • 売却価格

が具体的に決まってしまう前にすることです。

③ 全く知らない相続人が現れることがある

相続登記をする際に全く知らない相続人が現れることがあります。

 

例えば、

  • 父親が母親と再婚したが、前妻との間に子供がいたのにそれを聞かされていなかった場合
  • 母親が父親とは再婚で、前夫との間に子供がいたのに聞かされていなかった場合
  • 再婚同士でそれぞれの前のパートナーとの間に子供がいたのに聞かされていなかった場合

などが考えられます。

 

亡くなった人の出生からの戸籍謄本を取り寄せたときに初めて知ったような場合、全く知らない人と相続分や相続放棄についての話し合いをしないといけなくなりますので一筋縄ではいきません。

 

誰でも『タダでもらえるものなら欲しい!』と考えますからね。

 

契約後にこんなことで時間をかけてしまっては買主さんに逃げられてしまうだけでなく、下手をすれば違約金や損害賠償まで請求されかねません。

 

こういった『もしも』のことがあっても対応できるように相続登記は必ず売買契約の前に済ませておきましょう!

まとめ

相続登記は必ず売買契約前に済ませておきましょう!

 

これには3つの理由があります。

  1. 揃える書類が多い
  2. 売買契約が決まってからでは親族間でモメることがある
  3. 全く知らない相続人が現れることがある

 

売買契約をしてしまうと「〇月〇日までに不動産を引き渡す」という責任が生まれます。

この約束を守れないと違約金や損害賠償の話にもなりかねませんので、できるだけ余裕を持って相続人名義に変更していつでも引き渡せる状態にしておかなければなりません。

 

相続登記は遅いと不都合がありますが、早くて困ることはありません。

タイミングに悩んでいるなら今すぐに取り掛かりましょう!

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