入居審査に落ちた!アパート契約で名義貸しはできないのかを解説

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アパートを探していて気に入った部屋が見つかったとしてもすぐには契約することはできません。

その前に避けては通れない入居審査という大きな壁があります。

 

関連記事プロが教える賃貸の入居審査!パスできないと部屋が借りられない

 

この入居審査を無事通過することができればそのまま契約手続きをすすめることができますが、もちろん入居審査に通らないことだってあります。

連帯保証人や保証会社を変更しての再審査も難しかった場合は残念ながらその部屋の契約手続きをすすめることはできません。

 

そこで諦められればいいですが、その部屋が気に入ったのでどうしても契約したい!という人もいるでしょう。

そんなときに頭をよぎるのが、別の誰かが契約をして自分が住むことができないか?ということです。

 

この記事では

  • 名義貸しによる契約はどんなものなのか
  • 名義貸しのリスク
  • 名義貸しが認められる特例

についてまとめていきます。

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名義貸し契約とはどんなものなのか

通常アパートを借りるときには大家さんA契約者兼入居者Bが契約することになります。

【アパートの部屋はABへと賃貸されます】

 

名義貸しによる契約をする場合は、この契約の中で大家さんA契約者Cがすることになるところまでは通常と同じですが、ここに入居者としてBが入ってきます。

【アパートの部屋はACに賃貸され→Bが入居することになります】

これが名義貸しによる契約です。

 

こういった形での契約を認めてくれる大家さんや管理会社は少ないため、契約者Cが住むという契約をしておいて実際には大家さんに内緒でBが住んでいるというケースがほとんどです。

名義貸しによる契約のリスク

【部屋はACに賃貸され→Bが入居する】

こういった名義貸しによる契約の場合、大家さんA・契約者Cはともにリスクしかありません。

この契約でメリットがあるのは入居者Bのみです。

この点について詳しくみていきます。

  1. 責任は全て契約者にある
  2. 信頼関係が破綻した場合にトラブルになる
  3. バレると解約を求められる

責任は全て契約者にある

名義貸しをした場合は実際に部屋を使用しているのは入居者Bなのに、大家さんAから

  • 家賃の支払請求
  • 入居中の近隣からのクレーム
  • 退去時の原状回復費用の請求

これらの一切を受けるのは契約者であるCになります。

 

つまり実際に住んでいるBには契約上の責任が全くないことになります。

契約者と入居者の信頼関係が破綻した場合にトラブルになる

名義貸しによる契約で契約者になってくれるCと入居者のBは特別に親しい友人関係や恋人の関係にあることが考えられます。

 

トラブルに発展するのはこの親しい信頼関係が破綻してしまったときです。

いくら親しい友人でも家賃を払ってくれないときや迷惑がかかったときは信頼関係にもヒビが入りますし、恋人なら別れてしまうことだって当然考えられます。

 

そんなときに『もうこれ以上は面倒みれない、部屋を解約する』と契約者Cが主張したところで素直に入居者Bが素直に明け渡してくれるとは限りません。

 

契約者Cが解約手続きをしたところで入居者Bが明け渡してくれなければ契約者としての責任は逃れられません。

  • 入居者に明け渡してもらう
  • 入居者の荷物を撤去する
  • 入居者が傷めた箇所の原状回復

これら全ては契約者の責任においてやらなければいけないことです。

バレると解約を求められる

基本的に名義貸しによる契約は責任の所在がややこしくなるので大家さんや管理会社も認めてくれませんので、契約者Cが住むことにしてこっそりと入居者Bが住んでいるケースがほとんどです。

 

こういった行為は契約上、転貸借(ACBに賃貸されているとみなされる)にあたり禁止とされています。

 

大家さんの知らないところでCBに勝手に賃貸されてしまうと大家さんとしては入居者の情報を全く把握できないことになり、非常に迷惑な行為なので解約を求めらることになりかねません。

例外的に名義貸し契約が認められるケース

名義貸しによる契約は一般的には敬遠されますが、契約者と入居者が親族関係にある場合には例外的に認めらるケースがあります。

それにも大家さんや管理会社の承諾が必要ですので無条件でOKになるわけではない点には注意が必要です。

 

親族関係にある場合であっても当然に遠い親戚よりも両親や兄弟のように近い親族の方が大家さんの承諾はもらいやすくなります。

 

分かりやすい例では、子供が一人暮らしをするために親がアパートを契約するケースです。

大家さんA→契約者C(親)→入居者B(子)

 

こういったケースではCBの間でもトラブルが比較的起こりにくいと思われることから、例外的に認められることが多いです。

 

大学生の初めての一人暮らしなんかでは収入のない子供に契約してもらうよりも、収入のある親に契約してもらう方が安心なので大家さんからこういった契約を提案されることもあります。

まとめ

入居審査をパスできない場合であっても、赤の他人を使った名義貸しでの契約は一般的には難しいと考えてください。

 

契約者にはメリットが全くないことを理解したうえでそれでも「代わりに契約してあげたい」という人がいるのであれば大家さんや管理会社に相談してみるのもいいと思いますが、ハードルが高いことに変わりありません。

 

どうしても住みたい部屋がある場合はできるだけ近い親族の方に相談してみることが第一歩です。

大家さんに内緒で入居者だけを変更してしまうのはトラブルの元ですよ。

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