プロが教える賃貸契約前に絶対に確認しておくべき9つの注意点!

賃貸

初めての部屋探しでようやく気に入った部屋も見つかり、入居申し込みを済ませたら次にすることは賃貸契約手続きです。

 

この記事では

・初めての賃貸契約で営業担当に言われるままに署名と捺印をしてしまっていいのか

・気をつけるポイントがあれば教えて欲しい

こういったお悩みに答えていきます。

 

わざわざ賃貸契約書を作って賃貸契約を締結するのは貸主と借主の将来的なトラブルを未然に防ぐ目的があります。

 

それなのに契約締結時点で契約内容を把握しないままテキトーに署名・捺印をしているようでは自分から将来のトラブルに飛び込んでいくようなものです。

 

トラブルが起こってから後悔しないためにも賃貸契約の気をつけるポイントを早速見ていきましょう。

スポンサーリンク

契約手続き前の重要事項説明をテキトーに聞き流してはいけない

重要事項説明とは、これからあなたがどんな契約を結ぶことになるのかということを説明してもらうものです。

 

この重要事項説明は不動産屋の義務であり、説明できるのは宅地建物取引士という資格を持っている者に限られます。

 

不動産取引のプロである宅地建物取引士から契約内容の重要なところについて説明してもらえる機会なので、よくわからないところは納得のいくまで何度でも聞くようにしましょう。

 

説明をする人が宅地建物取引士ではなかったり、重要事項説明の書面を郵送してきて口頭での説明もなく署名・捺印を求めてきたりするのは法律違反ですので覚えておいてください。

賃貸契約する際に注意する9つのポイント

慣れない賃貸契約で注意してチェックしておくべき9つのポイントをまとめました。

  1. 家賃等の金額に間違いがないか
  2. よくわからない名目の費用が追加されていないか
  3. 契約期間と契約更新ができるかどうか
  4. 契約更新時に更新料や更新事務手数料がかからないか
  5. 解約は何ヶ月前に申し出ないといけないのか
  6. 解約時の最終家賃は日割りで計算してもらえるのか
  7. 短期解約に違約金はかからないのか
  8. 特約事項に不利な項目はないか
  9. 使用に関する制限について

① 家賃等の金額に間違いがないか

物件の紹介を受けたときに聞いていた家賃等の金額に間違いがないかを必ず確認しておきましょう。

 

共益費込みと聞いていたのに共益費の欄に3,000円と金額が入っている

家賃を1,000円値下げしてくれる話だったのにそのままの家賃になっている

なんてこともあるかもしれませんよ。

 

毎月かかる費用はキッチリ確認しておかないと、たった1円足りなかっただけでも『残高不足』で口座振替ができません。

そうすると家賃滞納扱いになってしまいますので要注意です。

② よくわからない名目の費用が追加されていないか

請求金額を伝える段階において、聞いたこともない費用をコソッと入れてくることもあるので注意して見ておきましょう。

 

例えば『抗菌施工料金』や『簡易消火設備代金』です。

これらは部屋の消臭消毒や火災の際に火に向かって投げ込むタイプの消火剤ですが、費用明細をもらう段階でシレッと入れられていたりします。

 

皆さん、このオプションも購入されますよ

そんな売り文句で売りつけようとしてきますが、初めて聞く名目の費用なら必須なのか任意なのかをまず確認し、任意で必要性を感じないのであれば正直に断りましょう。

③ 契約期間と契約更新ができるかどうか

一般的な賃貸契約期間は2年になりますが、この契約期間が1年や3年になっている契約もあるので確認しておきましょう。

その契約期間が満了になった際の取り扱いについても合わせて確認します。

 

賃貸契約には次の2つのタイプがあります。

  1. 契約更新ができないタイプの定期借家契約
  2. 契約更新ができる普通賃貸借契約

 

通常の賃貸アパートを借りる場合は普通賃貸借契約になるので更新に問題はないですが、一戸建てや分譲マンションを借りる場合は所有者が転勤で家を空けている間だけ貸したいというものもあるので契約更新ができない定期借家契約になっている場合がありますので要注意です。

④ 契約更新時に更新料や更新事務手数料がかからないか

契約更新の都度、契約更新料がかかる契約になっている場合があります。

家賃1ヶ月分もしくはそれ以上の契約更新料を請求されることもありますので契約前に確認しておきましょう。

 

更新月だけ家賃を2ヶ月分支払わないといけないようなものなので負担はかなり大きくなります。

契約更新料はかからないが更新事務手数料がかかるというパターンもあるのでその点も注意が必要です。

 

他にも保証会社や火災保険も2年で更新になることが多いのでこちらの更新料も合わせて把握しておきましょう。

⑤ 解約は何ヶ月前に申し出ないといけないのか

1ヶ月前なのか2ヶ月前なのか、解約の申し出期限を覚えておかないと最終家賃を無駄にする可能性があります。

 

例えば2ヶ月前の解約申し出が必要なのに1ヶ月前に申し出ればいいと勘違いした場合、11月末で退去したいと思って10月中に解約を申し出たところで家賃は12月分までかかってしまいます。

 

すでに11月末で荷物を運び出す段取りをしていたりすると、空っぽになった部屋の家賃を1ヶ月分無駄に支払わないといけないというリスクがあります。

 

そうならないためにも契約前に必ず確認しておきましょう。

⑥ 解約時の最終家賃は日割りで計算してもらえるのか

解約時の最終家賃は日割りで計算してもらえる内容になっているかを見ておきましょう。

これによってどのタイミングで申し出るのかが重要になってきます。

 

1ヶ月前までに解約を申し出る契約になっている場合、

【日割OK】11月5日に解約申し出 → 12月4日で解約成立(4日までの家賃を日割負担

【日割NG】11月5日に解約申し出 → 12月31日で解約成立(12月分までの家賃が丸々かかる

これだけの違いが出てきます。

⑦ 短期解約に違約金はかからないのか

賃貸契約では短期解約に違約金を設定しているものもあります。

例えば2年以内の契約解約は家賃1ヶ月分、1年以内の契約解約は家賃2ヶ月分を貸主に支払わないといけないといった具合です。

 

賃貸契約には初期費用がかかる以上、契約後すぐに解約してしまうと大損してしまいます。

わざわざ自分から損をしようなんて人はいないですが、長期入院や転勤などでどうしても解約しないといけない状況が来てしまう可能性はゼロではありません。

 

もし仮に短期で解約することになってしまった場合、不意に短期解約の違約金なんて請求されてたらたまったもんじゃないですから事前に確認しておきましょう。

⑧ 特約事項に不利な項目はないか

特約事項は必ず全項目に目を通しておきましょう。

  • 設備が故障した際の修理は借主負担
  • 貸主はいつでも一方的に解約を解除できる

もし仮にこんな内容の特約が入っているようなら契約を見送ることも考えましょう。

 

毎月家賃を支払う以上、突発的に発生する設備の修理まで負担するのはリスクが高すぎます。

 

解約に関しても貸主の都合で一方的に「出て行ってくれ」と言われてしまうと自分のペースで部屋探しができませんし、次の部屋を借りる契約費用や引っ越し費用の問題も出てきます。

 

あとからトラブルになる可能性が大なので要注意です。

⑨ 使用に関する制限について

使用用途や使用制限についての確認も重要です。

  • 住居専用なのか、事務所としての使用が認められるのか
  • ペットの飼育は可能なのか
  • 楽器の持ち込みや演奏はどこまで許されるのか

 

グランドピアノを置きたかったのに重量物の持ち込みを禁止されていて結局置けなかった

こんなことなら何のために部屋を借りたかわからないですよね。

契約前ならやめることもできるので必ず契約前に確認しておきましょう。

 

他にも住居専用のアパートで大家さんと交渉して事務所としての使用許可をもらったような場合には必ず契約書類へも反映されているかを確認しておきましょう。

  • 単純に大家さんがそんな許可を出したことを忘れる
  • 悪徳な仲介会社がそもそも大家さんに交渉していなかった

これらの理由から後々トラブルになる可能性があります。

約束した内容と違う内容を記載した書類があると後々トラブルを招きますので要注意です。

契約書類を持ち帰ってじっくり目を通すのが理想的

重要事項説明と賃貸契約書の交付は同日に行われることが多く、営業担当も細かいところまでは説明してくれません。

悪徳な不動産屋なら特に不利なところは口頭で説明せず、流れ作業のように署名と捺印を求めてくるはずです。

 

賃貸契約手続きや引っ越しに慣れていないからといって相手の都合のいいようにされないためにも契約書類には一通り目を通してから署名捺印しましょう。

時間に余裕があるなら一旦家に持ち帰って契約書類をじっくり目を通しておくことが理想的です。

まとめ

トラブルが起こってから

あのときに〇〇しておけば!

と後悔しても遅いです。

 

そもそも賃貸借契約書はトラブルを回避するためにあるので貸主・借主双方がきっちり内容を把握しておくべきです。

 

少なくとも『賃貸契約する際の注意する9つのポイント』については確認をしてから署名・捺印をするようにしましょう。

  1. 家賃等の金額に間違いがないか
  2. よくわからない名目の費用が追加されていないか
  3. 契約期間と契約更新ができるかどうか
  4. 契約更新時に更新料や更新事務手数料がかからないか
  5. 解約は何ヶ月前に申し出ないといけないのか
  6. 解約時の最終家賃は日割りで計算してもらえるのか
  7. 短期解約に違約金はかからないのか
  8. 特約事項に不利な項目はないか
  9. 使用に関する制限について

 

よくわからない

難しそう

そうやって目を背けてしまうと無駄なトラブルを呼び込むことになってしまいますよ。

賃貸
スポンサーリンク
アークをフォローする
不動産取引の基礎知識〜情報弱者は悪徳な不動産屋にカモられる〜

コメント