繰り上げ返済とは

住宅ローン

繰り上げ返済とは通常の返済期日前にまとまった金額を入金することによって借入残高の一部もしくは全部を返済期間途中で返済してしまうことを言います。

繰り上げ返済には、借入残高の一部を返済期間途中で返済してしまう「一部繰り上げ返済(内入れ)」と借入残高の全部を返済期間途中で返済してしまう「全部繰り上げ返済(完済)」があります。

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繰り上げ返済は何のために?

全部繰り上げ返済の場合は住宅ローンの完済が目的なのでわかりやすいですが、一部繰り上げ返済は何のためにするのでしょうか。

借入期間短縮

繰り上げ返済することによって、月々の返済額は変えずに借入期間を短くしていくものです。

繰り上げ返済する全額を元金の返済にあてることができるため、返済期間が短くなった分の利息を節約することができます。

繰り上げ返済の時期が早ければ早いほど利息の軽減額が大きくなります。

ただし、手元のお金が減ってしまうだけに当面の生活費を予備費として確保したうえで、余ったお金を繰り上げ返済にあてることが大事です。

返済額の軽減

繰り上げ返済することによって、借入期間は変えずに月々の返済額を減らしていくものです。

こちらも繰り上げ返済した金額は全額元金の返済にあてられるため、その分支払利息が減り月々の返済額を抑えることができます。

こちらも時期が早ければ早いほど利息を減らす効果は大きくなります。

結局どっちがいいの?

両パターンで利息の軽減効果を比較すると「借入期間短縮」パターンの方が効果は大きくなります。 しかし、収入が減ってしまったり毎月の支出が増えてしまうこともあるので、そのときの家計の状況に合わせてどちらのパターンがいいかを検討していくことが重要になってきます。

繰り上げ返済のタイミング

繰り上げ返済は時期が早ければ早いほど効果は大きくなりますが、固定金利期間選択型の住宅ローンを借りている人は繰り上げ返済のタイミングが難しくなります。

固定金利期間選択型の住宅ローンは、固定期間終了後に金利が大幅に上がっていた場合に月々の返済額がそれに合わせて大きく増加してしまうリスクがあります。(変動金利の場合は5年に1度返済額の改定があり、金利が大幅に上がっていたとしても返済額は1.25倍までと変動の上限が決まっておりますが、固定金利期間選択型の場合はその上限がありません)

そこで、金利が上昇した場合に返済額の大幅な増加を抑えるために、金利変更時に繰り上げ返済をすることが有効になります。

金利変更時に手元にまとまったお金があれば、返済額があまり変わらなければ期間短縮、返済額が大きく上がる場合は返済額の軽減と柔軟に対応することができるようになります。同じ金額を金利変更前に繰り上げ返済してしまうと、金利変更時の金利の大幅な増加に対応できなくなる心配がでてきます。

まとめ

繰り上げ返済をする場合は余裕資金を返済にあてるようにし、家計の変化にも対応できるように当面の生活費を確保しておくことが必要です。無理に繰り上げ返済をしていくとしても、返済が厳しくなったからといって簡単に借入期間を延長することができないということを理解しておくことが重要です。

繰り上げ返済は将来的な家計の変化にも対応できるように当面の生活費を確保したうえで余裕資金をあてるようにし、安易な期間短縮の繰り上げ返済は控えていくべきです。返済が厳しくなったからといって簡単に借入期間を延長することができないということを充分理解しておくようにしましょう。

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